上手なイルミネーションの撮影方法

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手ブレ写真の例

イルミネーションをキレイに撮影するにはどうしたらよいでしょうか?ここではイルミネーションを上手に撮影する方法をご紹介します。イルミネーションを撮影するときにコレさえ押さえておけば大丈夫、というコツは…

上手に撮影する4つのコツ

では、ひとつひとつ詳しく解説していきましょう。

1.フラッシュは使わない

フラッシュの発光禁止(設定例)イルミネーションに限らず、夜景を撮影する場合はフラッシュを使わないのが基本です。経験がある方も多いかもしれませんが、夜景を撮影する際にフラッシュを使うと出来上がった写真は真っ暗になってしまいます。でも暗い場所なのだからカメラにしてみればフラッシュを光らせるのは当たり前。では、どのようにすればフラッシュを光らせない設定にできるでしょうか?

ほとんどのカメラでは雷のような矢印マークのボタンを押すことでフラッシュの設定ができます。このボタンを押すたびに、フラッシュの発光の仕方が変わります。メーカーによって呼び方は異なりますが、「発光禁止」に設定すれば夜間でもフラッシュを光らせない設定にできます。

ただし夜景やイルミネーションと一緒に人物を撮影する場合には、カメラの「スローシンクロ」という機能を使うとよいでしょう。手前の人物とイルミネーション、どちらもキレイに写すことができます。

2.三脚を使う

夜景やイルミネーションを撮影で多いのが、”手ブレ”による失敗です。夜景の撮影ではシャッタースピードが長くなります。シャッター幕が開いている間にカメラ本体がブレると、そのブレが出来上がった写真に反映してしまいます。この手ブレを防ぐために三脚を使ってカメラを固定しましょう。

いろいろな三脚

三脚にもたくさんの種類があります。スチルカメラ用のガッチリしたものからホームビデオカメラ用の軽量なもの、持ち運びやすいコンパクトなミニ三脚まで。ですが確実にカメラを固定できれば、どんな三脚でもかまいません。イルミネーションを見に行くのなら、カメラと一緒にぜひ三脚も持っていきましょう。

3.セルフタイマーを使う

一眼レフ用のレリーズ上でも書いたように、手ブレは夜景やイルミネーション撮影の大敵です。夜景の撮影ではシャッターボタンを押すときの、ほんのわずかな指の動きでさえも手ブレの原因になります。デジタル一眼レフならレリーズを使うこともできますが、コンパクトデジカメならセルフタイマーを上手に使いましょう。

セルフタイマーの設定は時計マークのボタンで行います。デジカメの液晶画面にこのマークが出ていれば、シャッターボタンを押した数秒後に実際の撮影が行なわれます。三脚と組み合わせることで手放しの状態で撮影できるので手ブレの心配もゼロです。

セルフタイマーのマークと設定例

4.「夜景モード」を利用する

夜景モードの設定例カメラによっては「夜景モード」という撮影モードを備えているものがあります。メーカーによって「ナイトモード」、「ナイトスナップ」など呼び方が異なる場合もあります。この夜景モードを使うと、カメラ側で自動的にフラッシュをOFF、シャッタースピードや絞りの数値を最適な設定にしてくれます。難しい設定を行なう必要はありません。

しばらく前のデジカメでは夜景モードのないものもありますが、その場合は撮影モードを「P(プログラムオート)」にして、フラッシュを発光禁止にすればほぼ同様の設定になるでしょう。

カメラの設定を変更したり、三脚・セルフタイマーを使うだけでグッとよい写真になります。皆さんもぜひお試しください。

よい写真が撮れたらぜひ写真コンテストへ

【オマケ】イルミネーション撮影時の心がけ

イルミネーションは寒い冬が本番、しかも夜にならないと撮影ができません。というわけで寒さ対策は万全に。昼間出掛けるときよりも上・下ともに一枚多く着て行くぐらいがちょうどよいでしょう。もちろん手袋も忘れてはいけません。金属の三脚を持ち歩く際にその効果を発揮してくれます。

また、撮影時のマナーにも気をつけたいもの。立ち入り禁止場所に入ったり、イルミネーションに触れたりするのはマナー違反です。絶対にやめましょう。